樋口皮フ科

樋口皮フ科|大阪市東住吉区の皮膚科

〒546-0035 大阪府大阪市東住吉区山坂5-1-8
TEL:06-4700-1241
トップページ»  「爪白癬」(つめはくせん)について

「爪白癬」(つめはくせん)について

「爪白癬」とは?

爪の水虫を「爪白癬」と言います。爪に白癬菌(いわゆる水虫菌)の感染を生じたために、爪の色が白く濁ったり、爪の厚みが増して変形したり、爪がもろく崩れやすくなったりした状態のことを言います。痛みやかゆみを伴わないことが多く放置されやすいのですが、症状が進行すると、爪の変形のために痛みが現われ、さらには歩行に支障をきたす場合もあります。また、感染した爪の中には大量の白癬菌が存在しており、そこから常に白癬菌が排出されるため頑固に足白癬(水虫)を繰り返すことが多く、家族・友人に感染させてしまう可能性もあります。

治療について

顕微鏡を使って爪の真菌(白癬菌)を確認した上で、抗真菌剤の内服薬(飲み薬)での治療をベースにしています。
飲み薬は体に吸収され、血液の流れによって爪に運ばれ、爪の内側から効果的に爪白癬を治療します。
爪白癬の内服薬は、まれに肝臓に負担をかけることがあり、治療中は定期的に数回ほど血液検査をすることになります。治療期間はおよそ半年です。保険で診察できます。薬代は3割負担の方で一日約100円ほどになります。約80%以上の確率で治ります。

最後に

「爪白癬」は感染症です。ご家族の方、身近な方に伝染する可能性が高いですので、「爪が何か変だな?」と感じましたら、早めに皮膚科にいって治療することをおすすめします。 決して恥ずかしくない病気ですし、早く治療すれば、早く治りますよ。